大人気漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」。刀鍛冶の里編(かたなかじのさとへん)のアニメ化決定に続き4月は第1弾PVも公開され、盛り上がりを見せていますね!
さて、この刀鍛冶の里編ではなんと鬼が2体登場するのです。前回は前半に登場する鬼、玉壺(ぎょっこ)についてご紹介しました。
後半はいったいどんな鬼が…?!
ここでは刀鍛冶の里編の後半に出てくる鬼、半天狗について名前の読み方や由来、過去、候補となっている声優さんを紹介していきます。
刀鍛冶の里編の鬼、半天狗の名前&読み方
鬼の名前は半天狗と言い、「はんてんぐ」と読みます。上弦の肆に位列されていて、十ニ鬼月のなかでも上位の強さを誇る鬼です。
半天狗は首を斬られると分裂し身を守ります。
分裂した各々は積怒(せきど)、可楽(からく)、風喜(うろぎ)、哀絶(あいぜつ)。血鬼術によって「本体」の喜怒哀楽を具現化した鬼が登場します。
さらに喜怒哀楽の4体が合体した姿が憎珀天(ぞうはくてん)。
半天狗、手強い鬼のようですね。
そして名前の由来についてですが、「半」はふたつに分けるという意味があり、まさに分裂を繰り返す半天狗にピッタリです。天狗はそのままの通り、あの妖怪の天狗のことかと思います。
また天狗の「狗」は卑しい者のたとえという意味があります。まさに人間時代の半天狗という感じがしますね。
ちなみに半天狗は「ハンセン病」がモチーフになっているのでは?との説も。症状のひとつとして結節(こぶ)があり、半天狗の容姿と共通点があります。
そんな半天狗、いったいどんな人間時代だったのでしょうか?
刀鍛冶の里編の鬼、半天狗の過去!漫画の考察も
「ヒィィィ」と怯えているかと思えば、ここぞという時に分裂をして身を隠す半天狗。なかなか曲者な彼の人間時代についてご紹介します。
半天狗はガラの悪い男とぶつかった際、盲目だと嘘をつき許してもらいました。盲目=優しくしてもらえると味を占めた半天狗は、次第に盗みを始めます。
ある日、盲目仲間から盗みを咎められた半天狗は「この手が悪いのだ」と罪を認めないどころか仲間を殺めてしまうのでした。
ついに半天狗は捕まり奉行に裁かれます。半天狗は別の町でも盗みと殺しを繰り返していたそうですが、目が見えないからそんな犯行は無理だと嘘をつく始末。
しかし奉行は盲目だという半天狗の嘘を見抜きます。そして手が悪いと言うのならと奉行は半天狗の両手を切り落とし、打ち首決定。
打ち首となる前日、半天狗のもとに鬼舞辻無惨が現れ鬼にされたとのことです。
ちなみに半天狗の人間時代の悪行エピソードは見開き1ページに集約されていて、なかなかの情報量です(笑)
刀鍛冶の里編の鬼、半天狗の声優予想!
半天狗の声優は誰になるのか、ネット上の予想を見ていきましょう!
山寺宏一さんとの予想が多いようですね。
山ちゃんといえばひとつの作品で1人50役も声をあてたというから驚きです!
半天狗は特に分裂体の声がどうなるのかが注目すべきポイント。山ちゃんなら半天狗と分裂体のすべてをこなしてしまいそうですね。
まとめ
- 刀鍛冶の里編後半の鬼は半天狗(はんてんぐ)。
- 血鬼術を使って分裂することから半天狗の名がついた、またハンセン病がモチーフになっている説あり。
- 嘘つき、盗み、殺しとかなりの悪行っぷりの人間時代だった半天狗。
- 声優は山寺宏一さんと予想。
今までの鬼の過去を知ると可哀想でならなかったのですが、ここまで同情できない鬼は初めてですね。
刀鍛冶の里編は、半天狗本体はもちろん、分裂体の声がどうなるのかも見どころです!