「水の呼吸(みずのこきゅう)」とは鬼滅の刃(きめつのやいば)において鬼殺隊が用いる呼吸法のひとつのことです。
炎、風、岩、雷、水の基本の5つの呼吸があり、これにより身体能力を高めて鬼と戦うことができます。
主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)は初期では水の呼吸のみを使っていました。しかし途中から出てきた炎のエフェクトに、疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
ここでは炭治郎の水の呼吸の種類一覧や水以外の呼吸を使う理由、また水柱・冨岡義勇(とみおかぎゆう)の技も合わせてご紹介していきます!
炭治郎の水の呼吸の種類一覧と使わない/合わない理由
水の呼吸は基本的な型が多く、比較的習得しやすいのが特徴です。炭治郎も初期から水の呼吸の技を繰り出していますね。
以下は、炭治郎が作中で出した技の一覧です。
・壱ノ型 水面斬り(みなもぎり)
刀を水平に振って繰り出す技です。
・弐ノ型 水車(みずぐるま)
全身を水車のように回転させて技を出します。
・参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)
水流のような滑らかな動きの技。敵から回避しながら攻撃します。
・肆ノ型 打ち潮(うちしお)
炭治郎が最終選別で初めて出した技です。
・伍ノ型 干天の慈雨(かんてんのじう)
優しい雨に打たれたように、斬られた痛みを感じない技。
自ら首を差し出した鬼に対し、作中で一度だけこの技を使っています。直前で技を切り替えた炭治郎。彼の優しさがわかるエピソードですね。
・陸ノ型 ねじれ渦(ねじれうず)
全身をねじって繰り出す技です。
・漆(七)ノ型 雫波紋突き(しずくはもんづき)
水の呼吸の中で最速の技。突き刺すように技を出します。
・捌(八)ノ型 滝壷(たきつぼ)
滝のように上から地面に向かって刀を振り落として攻撃する技。
・玖(九)ノ型 水流飛沫(りゅうすいしぶき)
着地時間や接地面を最小限にし縦横無尽に駆け回ることができる技。相手からの攻撃の回避に有効です。
・拾(十)ノ型 生生流転(せいせいるてん)
刀を回転させながら出す技。回数を重ねるごとに威力が増していくのが特徴です。
基本の呼吸の中でも習得しやすいと言われているのが水の呼吸。また炭治郎の師匠である鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)が水の呼吸の使い手であることから、炭治郎も継承していると考えられます。
型は拾ノ型まであり炭治郎は全て習得していますが、本人は「(水の呼吸を)使いこなせない。適した体じゃない」と言っています。
それは竈門家が「日の呼吸」を「ヒノカミ神楽」として継承していたからではないでしょうか。その証として、炭治郎の日輪刀は日の呼吸の剣士・継国縁壱と同じく黒色に染まっています。
日輪刀は持ち主が初めて抜刀したときに色が変化します。色が変わることで呼吸の適性がわかり、また適性の強さは色の濃さと比例するという特徴も。
無限城での最終決戦では、炭治郎は水の呼吸を全く使わずヒノカミ神楽で挑んでいます。
父・炭十郎から受け継いだヒノカミ神楽が、まさか剣技として活きてくるとは!炭治郎の応用力の高さには驚かされてしまいますね。
水の呼吸といえば炭治郎の兄弟子である冨岡義勇。合わせて彼の技についても見ていきたいと思います。
冨岡義勇の水の呼吸型一覧!拾壱ノ型凪の読み方も
水柱・冨岡義勇。彼もまた炭治郎と同じく鱗滝のもとで修行を積み、水の呼吸を習得しています。
義勇が作中で披露している技は以下の通りです。
- 弐ノ型 水車(みずぐるま)
- 参ノ型 流流舞い(りゅうりゅうまい)
- 肆ノ型 打ち潮(うちしお)
- 漆ノ型 雫波紋突き(しずくはもんづき)
- 拾壱ノ型 凪(なぎ)
「じゅういちのかた・なぎ」と読み、義勇の間合いに入った相手の攻撃はすべて無になります。
水の呼吸のすべてを習得した炭治郎が使っていない技ですが、それもそのはず。なんとこの技は義勇オリジナルだそうです。
さすが水柱というだけあり、水の呼吸を極めたからこそ編み出せた技ですね。
まとめ
遊郭編で、水の呼吸では歯が立たず刃こぼれを起こした炭治郎の日輪刀。しかしヒノカミ神楽により相手の攻撃である帯を斬ることができました。
水の呼吸の型を全て習得しても「自分には合わない」と分析でき、ヒノカミ神楽を応用して戦い抜く炭治郎はすごいですね。
そして冨岡義勇が独自に編み出した「凪」。この静寂を感じる技には彼らしさが光っていると思います。
どの技も映像だとより一層映えるので、今後のアニメに期待したいですね。